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今日から始めるコエンザイムQ10

5分で分かる!コエンザイムQ10とは何か?その性質を徹底解説!!

近年、注目を集めているコエンザイムQ10はご存知ですか? ダイエット効果やアンチエイジング効果などのある物質として注目を集めており、健康食品としても摂取できる物質です。 この記事ではその性質を分かりやすく解説していきます。

コエンザイムQ10とは?

コエンザイムQ10とは体内で生成される脂溶性の物質です。 人体のあらゆる細胞のミトコンドリア内に存在し、生命活動に必要な基礎エネルギーの生成を手助けします。

体内で生成できるという点でビタミンとは異なりますが、同じように重要な働きをする「ビタミン様物質」の一種とされており、別名を「ビタミンQ」といいます。 日本では古くから心臓病の薬として使用されており、2001年に実施された食薬区分の変更によって、食品や美容品としても使用されるようになりました。

食品としてのコエンザイムはアンチエイジング効果や健康維持、ダイエット効果などが期待できる物質として注目を集めています。

コエンザイムQ10の性質

コエンザイムはミトコンドリア内で生み出されるオレンジ色の物質です。 無味無臭で、脂に溶けやすい脂溶性という性質を持っており、油分が多い食事の後に摂取すると吸収率が良くなるという特徴があります。

また、コエンザイムには抗酸化作用というもう一つの重要な働きがあります。 抗酸化作用には激しい運動やストレス、疲労などが原因で作られる活性酸素と体内の脂質が結びつくことでできる過酸化脂質の生成を防ぐ効果があります。

厚生労働省の「e-ヘルスネット」によれば、この過酸化脂質はガンや動脈硬化、老化などを引き起こす原因とされており、コエンザイムが健康維持に重要な物質であるといわれる理由の一つでもあります。

コエンザイムQ10には「酸化型」と「還元型」がある

コエンザイムQ10はその構造によって二種類に分類されます。 コエンザイムが電子を失った状態のことを「酸化型(=ユビキノン)」といいます。

食品に含まれるのはほとんどが「酸化型」であり、人体へと働きかけるには体内で「還元型」へと変換される必要があります。 人体に摂取された後は小腸からリンパ管を通り、その過程で電子を奪われることで「還元型」へと変わります。

国立科学栄養研究所によれば、ストレスや加齢などによって「酸化型」を「還元型」を変換する力も低下するとされています。 「酸化型」が電子を奪われた状態のことを「還元型(=ユビキノール)」といいます。

「還元型」は人体のあらゆる臓器に貯蔵されており、それぞれの臓器でエネルギー生成を手助けします。 体内で作られるコエンザイムもこれに該当し、アミノ酸やメバロン酸から合成されます。

まとめ

コエンザイムとは体内で作られる脂溶性の物質であり、体内のエネルギー生成を手助けする役割を担っています。 抗酸化作用による健康維持やアンチエイジング効果に加えて新陳代謝の改善によるダイエット効果もあるため、これからダイエットに挑戦したいという方にもおすすめの物質です。

【参考文献】
コエンザイムQ10で健康を手に入れよう
http://xn--q10-qi4bta9dwa15axf.ws/45.html